無料ブログ鑑定 のお申込みありがとうございました
今日はAさんのケースを詳細にリーディングしていこうと思います。
全公開を許可してくださったAさんまことにありがとうございます。
なお固有名詞は伏せ字です。
Aさんからのお悩み
カードセラピスト、●●鑑定士として自分自身が楽しみながら活動をしていく上で収入を増やしていくためにどういった心構えやアクションが必要なのか知りたいです!
よろしくお願いします┏○ペコッ
ハートスケープからの返信
お悩み内容としてはシンプルでわかりやすく、本来ならばマルセイユタロット1枚引きがご自身には一番ピッタリとマッチするかと思います。
マルセイユタロット1枚引きは、この鑑定の最後にお付けします。
この無料ブログ鑑定では、私の鑑定のアプローチを他の方に見ていただく目的もあり、そのためカードの展開数を増やして問題の背後から婉曲的に見ていきます。
できるだけ広く深く、今後のAさんのお仕事への姿勢や考え方に対して、示唆に富んだメッセージをタロットから引き出すことができるよう、がんばりますね。
今しばらくお付き合いください。
鑑定結果
- シャッフル中に飛び出したカード:なし
- 現状:ソードの4
- 隠された問題:愚者(逆)
- 希望:正義(逆)
- 幻滅:ワンドのクイーン(逆)
- ことの展開:戦車、カップの4、ソードのナイト(逆)
- 本心:ペンタクルスの9(逆)
- 妨害:魔術師(逆)
- 妥協:ペンタクルスの8(逆)
- 結論:ペンタクルスのペイジ
精力的に様々なカードに挑戦され、学びに出かけられている様子のAさんをいつもフェイスブックで拝見しています。
カードをざっくり全体的に見た印象は、「スタートダッシュの時期を過ぎ、模索と焦りがやってきている頃なのかな」…という感じです。
カード間に流れる雰囲気は概ねポジティブなもので、ネガティブなカードもまた悲壮感はなく軽やかで哲学的です。これは誰もが何かに取り組む時、自然に通り過ぎていく流れの途中なのかと思いました。
しかし全体的に逆位置が多く、消極的というかハッキリしない揺れる心の内もまた垣間見えるような気がします。
では詳細リーディングしていきます。
詳細リーディング
「リーディングしたい」 「リーディングする」
ただそれだけでワクワクできた、純粋な「衝動」の段階から出て、次の別のステージへと移行しようとされているところのようです。
その道すがら、ふと立ち止って振り返り、ご自身の中で咀嚼する時期をちょうど今、体感されているのでしょうか。
希望のポジションにある「正義」のカードは、過去の行動を掘り返し、その正しさや正直さ、理由などを考えて、そこから現在の対応を導き出すことがテーマといえます。
そのカードのエネルギーが「逆位置」で表わされていることから、「正義」のカードのテーマを、まっすぐに希求していない様子。
…ではどのようなことが考えられるのでしょうか。
「希望」というポジションに、「正義(逆)」という一見ネガティブな状態を見る時、一種の道理にかなわない何かを求めているような感じがします。
お悩みの「収入を上げる」ことに対して、どういう行動をとればいいのか、どういう考え方でいればいいのか
それらの選択肢は自由なわけですが、何かの事象に対して自由意思を使う時…、突然、何も制限のない「自由」、つまり、全くこれまでの選択肢にないような、想像もしていない行動を行うことは実質難しいですね。
(だからこそ過去を正しく理解していないと、現在が見えないし、また未来もまた予測することは不可能というもので。)
結局自由意思とは所詮、過去からのクセや思いに支配されたものとも言えます。
このカードから、
「これからの方策と考え方を知りたいけれど、過去からの原因(行動)と結果(成果)を振り返ることはちょっと横においときたい。」といった印象を受け取ることができます。
なおこの正義(逆)は他のカードをリーディングしていく際にもまた影響していくので後で振り返ります。
まずは「あまりこれまでのことは考えたくないかな…」そんな様子が見える正義(逆)のカードを見ながら、その裏に流れる、「幻滅」のポジションに目をやると、つながりが見えました。
たとえばこんなリーディングはいかがでしょうか。
「幻滅」のポジションに出ている「ワンドのクイーン」。
ワンドのクイーンはAさんご自身のイメージに合うカードであると思いますが、それがここでも逆位置になっています。(※ここの黒猫、いつも行動を共にしているBちゃんっぽいですよね?笑)
明るく快活で楽天的、前向きで周囲の憂鬱を吹き飛ばすことができる人柄。
温かくオープンに他者を迎え入れ、誠意や献身も含む。そして何より正直である。このワンドのクイーンのカードの象徴するものはこういった言葉の数々。
何かそうした姿勢を持ってカードリーディングの道を進まれていると仮定する中で、こんなことではいけない、といったようなエピソードがありましたか?
あるいは自分の評価に不満がある、またあるいはこのままでは自信が持てないというような。
今までの自分を置き去りたい、というのは、重くとれば過去からの「自己否定」とも言えますし、軽くとれば、「ちょっと雰囲気(キャラ?)を変えないといけないのでは?と思っている」といった形で受け取ることもできます。
あ、もちろん、ここまで全然見当違いの方向へ導いてしまっている場合はご指摘ください。ことと次第によると、「ワンドのクイーン」がAさんではなく別の誰かである可能性も無視できませんので、そうであると感じた場合はお返事にその旨ご指摘ください。
とりあえず、仮にワンドのクイーンがAさんとして話を進めます。
幻滅のポジションに配置されたワンドのクイーン(逆)をAさんと仮定して話を進めるところからです。
さて、「ことの展開」を未来予測としてリーディングすることもできますが、予測というよりもここまでの考えを頭の片隅に置きながら、どういう流れになりやすいか(傾向)、としてリーディングしてみましょう。
Aさんの本来のキャラクターと思える、ワンドのクイーンを逆さまにしてみたところで、やはりナチュラルな性質というものはなかなか変えたり取り除いたりすることはできるものではありません。
ここで見られる「戦車」のカードはワンドのクイーンの性質に起因したものであると考えられるでしょう。
火のエネルギーを持つワンドのクイーンは太陽色の服を着たエネルギーの強いパワーあふれる人。
その勢いを持って、「戦車」のカードが表すようにエンジン全開で行くことは間違いありません。
ただしその一方で「カップの4」で感情の流れが停滞している様子が見えます。
ここでの停滞が、このカードが持つ性質の一つである「無関心」…とはまた違い
むしろ「内観」や「瞑想」に意識が向いているのだとするならば、カードリーディングのお仕事であるAさんにとってはむしろ「良い」影響を与えるものであると、もちろん言えます。
しかし、このカードの一面である、「他者との関わりを拒む」性質もあることは、見逃せない要素です。
そこへ「ソードのナイト」(逆)が同時に配されていることから、誰か特定の他者との関わりに関係があるのかもしれない?と推察することができます。
ソードのナイトの人物像をざっくりお伝えすると
…たとえば、常に的を射ているけれども無遠慮、辛辣に物を言う人。行動力があり、威圧的で攻撃性がある。その人は頭が良い(論理的)ので、言葉を武器にして言い返すことがなかなか難しい。
そういう人、思い浮かびますか?
その人がそんな風に振る舞うことの裏側には弱さがあります。
救ってあげたいという気持ちが生まれるかもしれませんが、全ての人を救ってあげることができない。
ということであれば、できるだけ意に介さない方が身のためです。
(「正義」には「究極の救済」という別の意味合いもまたありますが、あくまでも逆位置)
このカードは「ことの展開」のポジションに出ているので、あくまでも今までの知り合いだけの中からとは限りません。
もし誰かわからなかったら、こういう人に注意、ということで受け止めてくださいね。
こういう人に翻弄されやすいのは、後々にリーディングするカードから見える『自己信頼』の揺らぎも影響しています。続けてお読みいただいたらつながりを感じていただけるかと思います。
とはいえ。
このポジションには3枚のカードを配置されていますが、カードのエネルギーや影響力が強いのは断然「戦車」のカードです。
少々の出来事に翻弄されても、そのエネルギーが強く発揮されるということを心にとめ置いて、この後リーディングしていく言葉とともに自信を持って前に進んでください。
…長くなりましたので、次の記事へ移行します。